伊柳です。
20代のころ何故か心に響いた言葉は色即是空でした。実家は仏教(曹洞宗)でしたが、お経すら読んだことが無く、宗教について深く考えたことも無かったのに不思議な感覚だったのを思い出します。
この中で「空」は「無」でも「有」でもなく現象そのものだと聞いていまして(記憶が確かであれば)「ゼロ」を指すのだと。分かったような分からないような、たぶん全く理解していたかったと思いますが、当時は「なるほど!」と妙に感動していました。
ここ最近は「虚」という言葉も気になっています。こらは「無」に近いでしょうか。
無といっても、何も無い状態もあれば、限界が無く非常に大きいという意味もありますね。
ゼロ「0」も文字に注目すると、円(Circle)になっている。
一人の師が曰く、ゼロ「0」が自分自身でありこの円の内側を満たすようにするのが修行である。またこの円の外側にある邪念を修行によって虚「無」にするのである。
なるほど、無の境地というのはこういう事なのかと!
素晴らしい話を聞けて、何だか自分も成長をしたような気分になったので、自分の周りにあるものを無の状況にもっていかねばということで、やめるとか捨てるとか選ぶのではなく、片付けるということを今年後半のテーマにします。
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