とても尊敬している京都の呉服屋さん。
商売の話は非常に勉強になりますし、いつも自分の仕事に取り入れられないかと学ばせて頂いています。呉服を販売するのが商売であるのですが、お客様から直接的に商売に繋がらない頼まれごとがあるのだそう。
お菓子の手配や、会場探し、食事の用意など、実にさまざま。これらを受けることによって商売に繋がるという安易なものではなく、そこからお客様の感性を「学ばせて頂いているのだ」と仰るのです。
効率とか生産性という言葉を使い、単に自分の利益のみを追求する考えには賛同できないものの、かといって全てが無報酬であっても自分の生活が成り立たない!というのが長年の悩み・迷いであったのですが、そのお話を聞いて、そして実践されているお姿を拝見し自分の中での答えが見つかったような気がします。