こんにちは。伊柳です。
社会人になってすぐに、内容もろくに理解できないにも関わらず日経ビジネスを読んでいました。ただ、何となくカッコイイと思って購読をしていたのですが、恥ずかしながら読めない漢字も多く、読破するのに随分時間が掛かったものでした。
リスクという言葉に触れたのも同じような時期だったと思います。
リスク・マネジメントと保険は切り離せない関係ではあるものの、個人的にはリスクという言葉を使うのはあまり好きではなく、何とも説明し難い違和感を抱えていました。単なる危険因子、ネガティブなものであり、それを避けるための方法の手段として保険があるというのは、正解のようなそうでもないような。。
先日、とある勉強会でリスクの語源について紹介されていまして、それによりますとイタリア語の「risicare」から来ているようで「勇気を持って試みる」と訳されるそうです。どうも、リスクというと避けるものと考えてしまっていたのですが、そうでは無さそうです。
言葉が普及する段階で、本来の意味とは違っていくことは良くありますが、語源を辿ってみますとまた学びがあるものですね。
お客様の不測の事態に備えるというよりも、むしろ「積極的に事業に取り組める勇気を支えるための保険」という見方もできるでしょうか。自分としては、その方が納得できます。