いやなぎネット

ヤル気を無くさせる「疎外」

こんにちは。伊柳です。

例えば、子供がTVゲームに夢中になっていて、それを止めさせるにはどうしたら良いか。
多くの場合「やめなさい」と言うと思います。 

でも、手っ取り早いのはTVゲームをするように「指示」すること。その上、時間やゲームの攻略法に至るまで、詳細に管理し、進捗具合を見ながら事細かに指示を重ねていく。

こんな事をされたら、ゲームをするヤル気を無くすでしょうね。

これまで私はQCという名のもとに、
・この部品は10分で交換しなさい
・1時間で500個の検査をしなさい
・ドライバーの握り方
などなど、いろいろな会社でいろいろな指示を受けて来ました。 

社会学者の言う「労働疎外」のようなものかもしれません。創意工夫を積み重ねてチームの目標に向かって進んで行く中で、実は各個人のヤル気を低下させている。そして、個人としてはチーム・仕事からの疎外を感じてしまう。

指示・管理されたという経験は、ネガティブに捉えがちですが決してそうでもなく、そういう機会があったからこその学びも多かったと思います。でも、私の周辺で成長している企業というのは、明らかに個人が伸び伸びと仕事をしている会社です。非常に注目しています。

会社の資本

こんにちは。伊柳です。

「資本」という言葉から想像するのは、会社あるいは個人が持っている「お金」であると思います。現金などの資産以外にも、様々なノウハウや技術、販売やサービスのネットワークなどさまざまな要素を含んでいると思いますし、人格そのものであると言っても良いかもしれません。

会社が成長する過程、あるいは競争の中でこの「資本」の集中と蓄積が進み、そして生き残ることで強い会社となり、そこでようやく社会貢献や雇用確保といった会社としての使命を果たせることになるのでしょう。

保険代理店も合併による大型化が進んでいます。その中で、指標に現れない、あるいは現れにくい「資本」というモノをどのように集中・蓄積させていくか。また、その中に潜む矛盾・カオスとどう向き合い解決していくか。

今後の保険代理店に課せられたテーマなのではないかと、東京海上日動のロイヤルステイタス認定式典に参加されていた代理店さんの話を伺いながら、勝手に思ってみました。

会社の利益

こんにちは。伊柳です。

ある経営者さんから「仕事以外で協力してくれる社員がどのくらいいるかが大切」という話を聞きまして、なるほどその通りだと思ったわけですが、一般には理解されにくい話だろうとも思いました。どうしても、会社と従業員の間には契約が存在し、何らかの線引がされていて、その線は報酬による要素が大きと考えていたからです。

でも、経済学の先生による講義の中でも「会社の利益は、従業員が仕事以外にも貢献すること」と言われていました。そうすると「契約」では説明しきれない部分が存在します。なぜ、仕事以外にも貢献するのか。貢献しようと思えるのか。

御恩と奉公で成立していた時代を勉強してみたいです。

これまで転職を決めた時の状況を整理してみる

こんにちは。伊柳です。

自己実現という言葉を耳にします。これまでは「会社は、あなたの将来に責任が持てないので、基本的には自己責任で働いて欲しい」というように聞こえていました。でも、自分なりに勉強をしてみますと自己実現というのは会社の目的と従業員の目的が一致していなければ成り立たないものだということが分かってきました。

過去に転職を決意したときには、少なからず不満が募っていたのですがその理由は単に報酬によるものではなかったですし、よく一般的に言われる人間関係によるものでもありませんでした。今思えば、私自身が「こうしたい！」と思い描くこと（個人の目的）と、会社の目的が一致しなくなったという事であったと思います。

お客様の保険の相談を受ける際に、転職相談に発展するときがありまして私なりにアドバイスをさせて頂くことがありますが、それは決して私と同じ道を歩んで欲しくないという気持ちでお伝えしています。

転職は失敗もあります。失敗したときの対策まで考えておかないと取り返しのつかないことになってしまいます。これからのファイナンシャル・プランニングに活かしていけるよう、もっと勉強をしていかなければいけないと、とある講義を聞いて思ったことを書いてみました。

 

赤ちゃんの身体も歪んでいる

こんにちは。伊柳です。

先日、妊婦さんや赤ちゃんのケアをしている方を紹介頂き、いろいろお話を伺うことができました。赤ちゃんの身体が歪んでしまっているというお話が印象的で、その理由は「日本文化の喪失」にあると。。

時代劇に出てくるような女性の振る舞い（着物を来て、御膳を運ぶような）で、赤ちゃんを抱きかかえなればいけないそうです。

そこでは「布草履」を使った歩き方も指導をされていると聞き、すぐに欲しくなってしまいました。個人的には足袋も好きなので、今後日本グッズに触れていきたいと思います。

効率化のジレンマ

こんにちは。伊柳です。

時間に追われることから脱却をしようと、ここ数年は業務効率化を自分で研究しています。なかなかこれといった決め手がないまま、時間だけが過ぎてしまい結局のところ思ったような成果が出ていないようです。

特に、一日の予定をきちんと組んだ日に限ってアクシデントがあり、結局時間に追われてしまうことも多くて、飛んできた球をひたすら打っているような感じでして、別の何かに追われているようです。

東京は、何かに追われる街だと聞いたことがありますが、こういうことなのでしょうか。
たぶん、違うだろうなぁ。。ここらで開き直らせてもらって、もう一回仕事（業務）の設計をしなくてはいけません。 

ニコニコ顔の社長

こんにちは。伊柳です。

明治に創業したという老舗の企業さんの保険を担当することになりました。社長に始めてお会いしたのは2年くらい前で、その時には雑談程度の会話をしただけだったのですが業績が好調で、社屋の建て替えも予定しているということで、わざわざ連絡を頂きました。

当時も、社長のニコニコ笑顔が印象的だったのですが、ご家族の方のお話によると会社内で従業員を叱ったり、怒っている姿を一度も見たことが無いそうです。致知に出てきそうな大変素晴らしい方でした。

今後お付き合いさせて頂くのがとても楽しみです。

マイホームに対する満足

こんにちは。伊柳です。

私の父は左官職人で、親戚にも建築関係の仕事をしている人が多いので、小学校のころは大工さんになりたいと明確な夢を持っていました。一方、周りの影響を受け易い正確でもあり、興味の対象は大工さんから電気（電子）に変わり、エンジニアへ移り、何となく金融分野にたどり着きました。

でも、やはりどこかで建築に関する血が流れているようで、今でもビルや住宅の建築現場の近くを通ると、興味を持って見入ってしまいます。溶接の仕事であれば、今でもそれなりに出来るかなぁと思ってみたり。。

保険の仕事をするようになってからも、新築に伴い火災保険の手続きで訪問するときも結構楽しませてもらっています。このことろ、地場の工務店さんや設計事務所さんで建築されたお客さんとの縁があり、いろいろ話を伺っていますと満足度が非常に高いという印象を受けます。中には、熱心に建築された工務店さんの良さを語ってくださる方もいるくらいで、きっと住宅業界も変革しているのでしょう。

保険、住宅ローン、不動産と、多方面で関わりながら何がお客様の満足なのかを追求していくと、また面白い発見がありそうです。

お客様の心配

こんにちは。伊柳です。

保険に対する考え方や期待するものはお客様ごとに違います。保険に加入することによって、得られる安心と同時に発生する不安もあると思います。不安要素は、保険がきちんと支払われるかどうかであるようです。

特に賠償保険のように、実際の事故を想定しつつ想定外の場合も補償されることが求められるため、実際に加入されるお客様と同様に取り扱いをする代理店の方も非常に慎重になるものです。そもそも対象としていない事故であれば仕方ないですが、事故に伴う様々な費用項目のなかで対象になるものとそうでないものがあるため、事故対応をさせて頂く際には毎回緊張します。。

不安要素の２番目として多いのは（私がそう感じているだけかもしれませんが）保険担当者が辞めてしまうことのようです。私のお客様の中でも、営業担当さんが加入手続き後に退職してしまったり、代理店が廃業してしまったことで不安になり、直接保険会社とやりとりをした経験がある人が多くいらっしゃいます。

かれこれ保険の仕事を始めて１２年が経ちました。スキルアップも勿論ですが、長く続けるということも安心をして頂くために重要なことなのだと思っています。それ以上に大切なのは人格完成なのですが、それについはまた改めて。

リスクって？

こんにちは。伊柳です。

その保険に加入することのリスクは何ですか？というような質問を頂くことがあります。最近では銀行窓口でもリスクについての説明をされることがありますし、あらゆる場面でリスクというキーワードを目にします。

そもそもリスクという言葉が適さないのではないかと思うのですが、デメリットとなる点だけがフォーカスされているような気がします。

このところ、そんな事を考えていたのですが、お客様からご紹介頂いた理学療法士さんが非常に良い話しをしてくれました。

理学療法士も常にリスクがある。それは高い塀の上を歩いているようなもので、いつ落ちてもおかしくない状況である。その塀の下をどのような対策を取っておくのかがリスクマネジメントだと思う。つまり、落ちないように注意する事に加えて、落ちたときに被害を最小限に留めるのが重要である。

保険を「傘」に例える説明を良く用いていましたが、この塀を例えにするのも分かりやすそうです。チョット研究してみようと思います。