日本人は平均が好きだということを良く聞きます。良い意味で使われているような気がせず、自分の商品を売りたいセールス側が単にトークとして使っているだけのような。
そもそも、日本人の価値観は多様化したのでしょうか。つまり、日本人の価値は一様であるのかと。
日本の歴史や文化について本を読んでいると、むしろ日本人はもともと多様な価値観を持っていたのではないかと思います。お茶や着付けなど数々の習い事、武道がたくさんある事、歌舞伎(傾く)という言葉があることなど、かなり多様な価値を持っていて、さらにその価値(目には見えないもの)にお金を使っていたということも分かります。
価値観の多様化という表現は間違いではないと思うものの、むしろ元に戻ったということなのではないかと。表参道を歩いていて、ふとそんなこと考えていました。